フェーズドアレイ探傷器 OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJのレンタルなら
- 非破壊検査機器
TFM/FMC技術で高解像度画像を効率よく取得!材料深部まで詳細な探傷が可能に
フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJは軽量・小型化されながらも、高解像度な検査画像を取得できる高スペックな探傷器です。
レンタルすれば、厚みのある材料であってもその深部まで精緻に画像化でき、材料の欠陥探知に役立ちます。
- 商品コード
- 22373
- メーカー
- エビデント
フェーズドアレイ探傷器 OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJのレンタルはレックス。
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必ずお読みください
ご注意:プローブ(探触子)は本機材の標準構成品に含まれておりません。お客様にてご準備頂くか、弊社までご相談ください。
フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJのレンタル 特長
フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJの特長は、従来品と比べて高スペックながらレンタル現場を問わずに持ち運べるコンパクトタイプとなっている点です。
作業場所が限られていても、スムーズに検査が可能です。
- 防塵・防水耐性はIP65に準拠
- 内蔵GPS
- Olympus Scientific Cloud(OSC)
また、フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJの内蔵ストレージとして、最大1TBの検査データが保存可能となっています。
これにより検査範囲が広大なものとなった際でも、効率的に進行できることもまた特長の一つに挙げられます。
フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJのレンタル 機能紹介
フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJは機能面において、レンタルの用途に関わらず検査対象内部をより精緻に画像化することができるようになっています。
こちらは、最新技術であるTFM(トータルフォーカシングメソッド)及びFMC(フルマトリックスキャプチャ)によるものです。
また、位相コヒーレンスイメージング(PCI)もフェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJならではの機能です。
PCIによってイメージング機能が大幅に強化されているため、レンタル現場では探知しづらい箇所の欠陥を可視化することができます。このことから、欠陥箇所の見落とし防止が期待できます。
TFMは、試験体内の指定された関心領域(ROI)において、フェーズドアレイの基本的な集束原理を体系的に適用したものです。あらゆる位置ですべての深さに集束するこのROI画像の生成では、TFMが最も効率的な手法となっています。
ただし1つのTFM画像の生成に時間がかかるため、ほとんどのNDT用途に展開できません。
TFMの主な利点は、ビームの焦点領域のみで高度に分解する、PAUTによる画像と比べて、画像全体を焦点が合った振幅で表示できることです。
一方、FMCはTFM用のスキャンデータを効率的に収集・画像化するものとなっています。
フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJは、より高機能なTFMをFMCによって効率的に進めることで、バランスよく高解像度の検査結果を取得できるようになりました。
その速度は、従来レンタル品の4倍の速さ(*)に相当します。
64素子のプローブを使用した場合のOmniScan X3 32:128PRモデルとの比較において
高解像度な画像が取得できるようになったことから、縦方向に伸展する割れなどかつて画像化が困難だった事象も検出を可能にしました。
検査品質の向上が期待できるため、設備における疲労欠陥などをいち早く検知し、余寿命の診断に役立ちます。
また、フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJには図面データ(CADデータ)をインポートして検査画像に重ねて表示する機能も搭載されています。
形状が複雑化している対象物であっても欠陥位置を容易に特定します。
PCIは、方向性が不十分であったり非常に小さかったりする欠陥(高温水素侵食(HTHA)など)の識別に優れた手法で、伝播時間回折法(TOFD)に関連する問題が回避されます。 TFMでは容積データが取得されるため、欠陥はあらゆる方向に配置およびサイジングされる可能性があります。 また、PCIモードを使用した最終画像は、振幅にはまったく依存していません。
複数のインデックスポイントでスキャンする必要がなくなるので、分析が楽になります。 また、フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJのPCIではライブ画像が生成されるため、収集後の処理用に完全な生データは必要ありません。
その他に、
信号が飽和することがない、既知の反射源に対してゲインを事前調整する必要がない、より一貫性のある結果とサイジングしやすさ、同一対象ゾーンに必要なグループが少ないなど様々なメリットを兼ね備えているのがPCI技術です。
信号の振幅ではなく位相を基準にするということは、信号振幅が低くても周波数分布は判別可能なため、高減衰やバックグラウンドノイズのある材料の場合でも、信号のコヒーレンスを変わらず評価できることを意味します。
実際、バックグラウンドノイズが大きいほど、欠陥信号の位相コヒーレンスとカオスノイズのインコヒーレンスを、PCIで区別しやすくなります。これらのことから、結果としてオーステナイト鋼などの粗粒材料に効果があります。
小さい欠陥の検出(特に大きい反射源の近く)
従来のTFM画像とPCIモード画像を比較した結果です。
その他に検出可能な事象として下記が挙げられます。
高温水素侵食(HTHA)
湿性硫化水素(H2S)損傷
応力腐食割れ(SCC)
溶接部検査
融合不良
ポロシティ
亀裂
フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJのレンタル 用途
フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJは用途として、各種材料の深層部までの探傷が必要なレンタル現場に適しています。
厚みのある溶接部や材料であっても内部深くまで探傷が可能であるほか、HTHA(高温水素浸食)の初期状態時に見られる微小な割れなどを検知することができます。
その他にもグラスファイバーや複合材料等の、高減衰材料に対する検査で活躍します。
- 射出成型機におけるタイバーロッド亀裂検査に
- コンベアベルトの摩耗厚み測定
- 圧延機におけるロールの軸や軸受け部の検査・巻き取りロールの折損検査
- プレス機検査におけるボルト探傷・シャフトのクラック検出・ダイホルダーの亀裂検査
※プローブ(探触子)は本機材の標準構成品に含まれておりません。お客様にてご準備頂くか、弊社までご相談ください。
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フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJのレンタル仕様
筐体および一般情報
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 335mm×221mm×151mm |
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重量 | 5.7kg(バッテリー1個含む) |
内蔵ストレージ |
1TBの内蔵SSDストレージ、必要に応じて外部USBメモリで拡張可能。
最大ファイルサイズ:25GB(1データあたり) |
ストレージデバイス | SDHC(TM)カードとSDXC(TM)カードまたは最も標準的なUSBメモリ |
GPS | 対応(一部の地域で使用不可に設定される場合を除く) |
コネクター | PAコネクターx1、UTチャンネルx2(それぞれP/Rコネクターx2で合計4UTコネクター) |
グループ数 | 最大8 |
認証 |
ISO 18563-1:2015
ISO 22232-1:2020 |
ディスプレイ | TFT LCD、感圧式タッチスクリーン、10.6インチ、1,280×768ピクセル |
バッテリー | リチウムイオンバッテリースロットx2、93Wh |
バッテリー稼働時間 | 2本のバッテリー使用で5時間(ホットスワップ可能) |
入出力
ポート | USBポートx2(1つはバッテリー背面)、USB3.0ポート x1、HDMIビデオ出力、SDHCメモリーカード、イーサネット通信ポート |
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エンコーダー | 2軸エンコーダー(A/B相、またはパルス/方向)、3つ目のエンコーダーは将来拡張用 |
デジタル入出力 | デジタル入力x6、デジタル出力x5 |
PA/UT構成
周波数 |
有効デジタイジング周波数:最大100MHz
最大PRF:20kHz |
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データ仕様
データ処理 | A-スキャンデータポイントの最大数:最大16,384 |
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整流 | RF、全波、半波+、半波 |
フィルタリング | ローパス(UTのみ)、バンドパス、ハイパスの各フィルターを選択、および平均化 |
ビデオフィルタリング | スムージング(プローブ周波数帯域に適応) |
TCG範囲 |
PA(標準):0.1dBステップで40dB
UT:0.1dBステップで100dB |
TCG最大スロープ |
PA(標準):40dB/10ns
UT:40dB/10ns |
超音波仕様
パルサー |
・電圧
PAチャンネル:10Vpp、20Vpp、40Vpp、80Vpp、120Vpp、160Vpp UTチャンネル:85V、155V、295V ・パルス形 PAチャンネル:バイポーラスクエア UTチャンネル:ネガティブスクエア ・パルス幅 PAチャンネル:30ns~1,000nsの範囲内で調整可能、分解能:2.5ns UTチャンネル:30ns~1,000nsの範囲内で調整可能、分解能:2.5 ns |
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レシーバー |
・ゲイン範囲
PAチャンネル:0dB~80dB、最大入力信号900 mVp-p(フルスクリーン:縦) UTチャンネル:0dB~120dB、最大入力信号30Vp-p(フルスクリーン:縦) ・システム帯域幅 PAチャンネル:0.2MHz~26.5MHz UTチャンネル:0.25MHz~28.5MHz |
ビーム形成 |
・スキャンタイプ
シングル、リニア、セクター、コンパウンド、TFM ・最大同時励振素子数 64個 ・フォーカルロウ数 合計最大1,024(グループ当たり最大512) |
FMC/TFM
対応ウェーブセット |
パルスエコー:L-L、TT、TT-TT
セルフタンデム:TT-T、LL-L、LT-T、TL-T、TT-L、TTT-TT、TL-L |
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グループ数 | 最大4 |
ライブエンベロープ処理 | 対応 |
最大チャンネル | 128 |
TFM解像度 | 最大1024×1024 |
耐環境仕様
防塵・防滴性能 | IP65準拠 |
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耐落下試験 | MIL-STD-810G |
温度(使用時) | -10℃~45℃ |
フェーズドアレイ探傷器OMNIX3-64-PATFM64128PR-JJのレンタル構成品
- 本体(バッテリー×2内蔵)
- ACアダプターセット
- カプラント
- 取扱説明書(OmniScan X3)
- 取扱説明書(OmniScan MXU ソフトウェア)
- 取扱説明書(スタートマニュアル)
- 収納ケース