抵抗計 RM3542-01のレンタルなら

抵抗計RM3542-01のレンタル 特長

抵抗測定時間は測定スピードFASTでは、接触改善～測定＆コンタクトチェック～判定出力まで最速の場合でわずか0.9ms※1です。F級(±1%)抵抗器の検査も高速に実行可能です。また、測定スピードSLOW では、電源周期に同期した測定でB級(±0.1%) 抵抗器の検査が可能です。

※1 測定レンジ:100Ω/1000Ω、測定スピード:FAST、ローパワーファンクション:offの条件

設定した基準値または範囲と測定値を比較して、判定結果を出力できます。コンパレータの数値入力はオペレータの作業を考慮した設計になっていますので、スムーズで確実な設定作業ができます。

測定値を内部メモリに最大30,000 個まで記録できます。記録したデータをコンピュータに一括転送したり、統計演算に利用できます。

1,200,000（7桁）表示を実現しています。E192系列すべての抵抗値に対して高分解能な測定が可能ですので、B級抵抗器の検査にも対応可能です。

RM3542-01 はハンドラインタフェース(EXTI/O)、RS-232C、設定モニタ接続用端子を用意し、自動機との接続を容易にしています。さらにGP-IBも用意し、高度な測定システムの構築をサポートします。

異種金属の接触部分には熱起電力が生じます。この熱起電力は測定に影響を与え、大きいと測定誤差を生じます。オフセット電圧補正機能は熱起電力の影響を軽減し、より精度の高い測定ができます。特に検出電圧が小さい低抵抗の測定時や、ローパワー抵抗測定では、精度の高い測定に大きく寄与します。

セルフキャリブレーションは、回路内部のオフセット電圧やゲインドリフトなどを自動的に補正し、環境温度や経時変化の影響を低減して、高精度を維持することができます。10分毎にキャリブレーションを行なう他、電源投入時、測定条件切り替え時にも実行されます。
キャリブレーション中はトリガが保留され、キャリブレーション終了後に自動的に測定を行います。測定中にキャリブレーションのタイミングになったときは、測定後にキャリブレーションを実行します。EOM信号とハンドシェークすることで、キャリブレーションの発生を意識せずに測定を続けることができます。

±1.5kVの電源混入ノイズがあっても、測定値は影響を受けません。計測部を、ノイズの影響が受けにくいフローティング構造にすることで、近くで大型誘導器のON/OFF などのノイズが発生しても、測定値への影響を最小限に抑えます。
また、電源変動の影響を受けにくいフリー電源仕様(90～264V) となっていますので、電源事情の悪い地域でも安定した測定が可能になります。

電源周波数に同期した測定は、高精度測定の実現のため重要です。電源周波数の設定ミスによる測定トラブルを防止するために、電源周波数(50/60Hz) を自動的に認識し、設定します。

1000mΩレンジ～1000Ωレンジでは、測定電流を抑えたローパワー抵抗測定が可能です。ローパワー抵抗測定では、熱起電力キャンセル機能（OVC 機能）により、高精度な測定が可能です。フェライトビーズや積層型インダクタ※ など、大電流での測定が困難なデバイスに対しても、安定した測定ができます。
※1000Ωレンジ～100MΩレンジ(Low Power OFF) では、インダクタを測定できません。

シャント抵抗等、低抵抗の測定が可能です。100mΩレンジを使用した場合には、100nΩ分解能で測定が可能です。

データ出力機能（トリガ測定終了時に自動的に測定値を送信）でRS-232Cを使用して、5ms/個のスピードで測定データの転送が可能です。また、30,000個の測定値を記憶・読み出しが可能ですので、１リールの測定が終わってから全データを吸い上げることができ、品質管理に大きく貢献します。システムの立ち上げ、デバッグ、工程管理に威力を発揮します。

メモリした最大30000個の測定データに対して、平均値（x）・最大値（Max）・最小値（Min）・母標準偏差（σ）・サンプルの標準偏差（s）・工程能力指数（ばらつき：Cp・かたより：CpK）の演算ができ、工程の状態が容易に把握できます。

(1)Low Power OFF の場合 ※1
電源周波数で測定時間が異なる場合は60Hz(50Hz) 時、
単位ms

(2)Low Power ON の場合 ※1
電源周波数で測定時間が異なる場合は60Hz(50Hz) 時、
単位 ms

※1 指定した設定以外はすべてデフォルト設定、かつリトライがない場合