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絶縁抵抗測定表と基準値を解説!記入例やエクセルテンプレートも

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絶縁抵抗測定表を記入するにも、基準値とは何か?今さら聞けない…とお困りではないでしょうか。この記事では絶縁抵抗測定表への記入例を元に、しっかりと記入のポイントを解説していきます。

読み進めると絶縁抵抗測定が必要な場面と電圧別の基準値を理解することができる上、最後には絶縁抵抗測定表がエクセルのテンプレートとなった特別資料の無料ダウンロードができます。
ぜひ絶縁抵抗測定表への記入が必要な機会にお役立てください。

絶縁抵抗測定表と基準値を解説!記入例やエクセルテンプレートも無料でDL

絶縁抵抗測定表と基準値についてこの記事では記入例を解説していき、最後には便利なエクセルのテンプレートが無料でダウンロードできるようになっています。
なぜ絶縁抵抗を測定する必要があるのか、なぜ基準値が設定されているのか…そんな疑問もこの記事を読めばきっと解消できるはずです。
ポイントを押さえた上でエクセルテンプレートを使えば、絶縁抵抗試験がスムーズに進められるでしょう。

まずは絶縁抵抗って?という疑問を解消していきましょう。

そもそも絶縁抵抗って?

絶縁抵抗って何?と、そもそもの部分を今更聞けない…という方に朗報です。ここでは絶縁抵抗測定表や基準値よりも先に、絶縁抵抗ついて簡単に解説をしていきます。

絶縁抵抗の前にまず、絶縁について整理しましょう。地面等のある地点(A)と電気が流れる電路(B)、電圧をかけていてもこの2点の間に電気が流れない状態にあること、これが絶縁です。

しかし絶縁状態にあっても、一定以上の大きな電圧がかかると電気が流れてしまうことがあります。
この電気が流れてしまうようになる限界値、つまり物質ごとに絶縁を保つことのできる電圧の最大値が「絶縁抵抗」と呼ばれます。

絶縁抵抗はどういうときに計測が必要?

絶縁抵抗を超えた電圧をかけるとどうなるかというと、規定値以上の電気が流れることでいわゆる漏電状態になってしまい、大変危険です。漏電を防ぐ目的で、物質の絶縁抵抗が変化・劣化していないかを確認するために計測が必要となります。
この計測の際に使用されるのが絶縁抵抗測定表であり、基準値ごとに確認をしていくことになります。

そして絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗計は用途別に様々な種類が存在しており、大きくは測定電圧の大きさごとに分類されます。
細かくは測定対象機器の種類や使用場面によって分かれ、絶縁抵抗計とPV絶縁抵抗計にて絶縁抵抗測定を行うことになります。

絶縁抵抗測定における基準値とは?

では絶縁抵抗測定を行う際、その基準値は何なのか?どの値を超えると絶縁状態が維持できていないことになるのか?次はこちらについて解説していきます。
下記条件ごとに基準値を超えていなければ、絶縁抵抗が保たれていると言えます。絶縁状態が保たれていると判断するために、絶縁抵抗測定の際には下記条件ごとの基準値を超えていないかどうかを確認する必要があります。

①300V 以下の使用電圧で、さらに150V以下の対地電圧となる場合

絶縁抵抗測定表に記入される基準値は0.1MΩ(メガオーム)です。
一般的な家庭内で使用される電化製品全般などが対象です。工場や倉庫内で稼働するモーター等にも一部200Vの配線がされていることがあります。

②300V 以下の使用電圧で、対地電圧が上記①以外の場合

絶縁抵抗測定表に記入される基準値は0.2MΩ(メガオーム)です。
天井埋め込み型の空調設備等、コンセントを使用しない大型の機器が例に挙げられます。住宅屋内に設置する電気機器で、簡単に人が触ることができないように設置されていることが条件になります。

③使用電圧が300Vを超える場合

絶縁抵抗測定表に記入される基準値は0.4MΩ(メガオーム)です。
大型ショッピングモールの空調設備や工場で使用される製造ライン設備等、かなり大規模な装置を動かす場合は300V以上の電圧が必要になります。

絶縁抵抗測定表と記入例について

では次に、絶縁抵抗測定表とその記入例について詳しく解説していきます。まず初めに絶縁抵抗測定表についての概要と、絶縁抵抗測定表が必要となる場面を含めて解説します。

絶縁抵抗測定表について

絶縁抵抗測定表についてまず概要をお伝えします。絶縁抵抗測定表は絶縁抵抗試験結果を記入する書類様式です。報告書や成績表の提出を求められるケースが、絶縁抵抗試験を行った際には起こりえます。
書式についても基本的には現場の指示に従う形となりますが、既定の書式がない場合には、以下のような項目を盛り込んだ絶縁抵抗測定表に記入していくことが一般的です。

  • 測定箇所
  • 回路番号
  • 回路電圧
  • 測定値(MΩ)
  • 基準値
  • 判定
  • 備考
  •   

絶縁抵抗測定表に記入する際は、測定結果だけではなく判定までつけるのがポイントです。

上記のような形式の絶縁抵抗測定表に記入していくと、基準値を超えたかどうかまで一目で分かるので試験結果として分かりやすいですよね。

この記事の最後まで読み進めると、絶縁抵抗測定表のテンプレートが無料でダウンロードできるようになっています。
絶縁抵抗測定表をエクセルで1から作成することが手間だ…と感じていた方におすすめです。

絶縁抵抗測定表の記入例

絶縁抵抗測定表を使用する場合の記入例について次は解説していきます。絶縁抵抗測定表のうち、測定箇所・回路番号・回路電圧などは試験環境の情報を記入していきます。
基準値は先述の通り、試験環境から想定できますので、ここまでを試験前に記入することができます。実際の試験後には測定値(MΩ)として、0.1MΩ等の値とそこから判定した結果を記入します。判定欄には 良/否 などが記入されることが多いです。

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画像説明

測定時間を短縮し、バックライトカラーで合否判定を確認可能!基準値を任意に設定しておき測定すると、測定結果によってPASS(良:緑)またはFAIL(否:赤)を判定します。

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合否判定の表示が早く測定値をホールド可能!事前に設定しておいた基準値以上の場合は「PASS」と表示され、一目で判定が分かります。

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掲載内容
■ 絶縁抵抗測定表と基準値についてのまとめ
■ 絶縁抵抗測定表 テンプレート