照度とは？単位ルクスと測定義務の基準を簡単にPDF化

照度とは明るさの指標であり、ルクスで表されるということはなんとなく知っていても、具体的な説明ができるという方は少ないのではないでしょうか？測定義務の基準についても、わかりすく簡単に解説している記事って以外と少ないですよね。
当記事では、照度についての解説に加え、照度と混同しやすい輝度との違いについてご紹介します。また、上記をまとめたものをPDFでダウンロードできるようご用意しましたので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

照度とは？単位ルクスと測定義務の基準を簡単にまとめたPDFをプレゼント！

照度とは？単位が何かと聞かれても、すぐに答えられるでしょうか？
単位にはルクスを使用し、測定の義務や基準は病院などの医療機関や細かい作業を行う事業所では高い照度が求められています。基準内容は環境ごとにさらに多岐に渡りますが、これらを簡単に解説していきます。

次の段落では、まず照度とは何か？ということをさらに詳しくお伝えしていきます。また、記事の最後にはこれらをひとつにまとめたPDF資料をプレゼントするので、ぜひ参考にしてください。

照度とは？

照度とは、光源により対象物が照らされている場所の明るさの度合いを示す言葉です。照度の単位はルクスで表され、必要な照度は作業内容に応じて異なります。照度は同じ明るさの光源であれば、光源と対象物の距離が近いほど高くなり、対象物との距離が遠いほど低くなる性質を持っています。

読書をする際の照度について例をあげると、照度が高いと文字がはっきりと見えるため読みやすく、照度が低いと文字が読みにくくなります。さまざまなシーンに応じて適正な照度を知ることで、作業効率を上げたりミスを少なくすることが可能です。また、最後に照度について詳しく解説した当記事をまとめた資料をご用意したので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

前の段落では、照度が対象物に照らされている面積部分の明るさの単位であることを解説しました。次に照度と混同することが多い輝度との違いについて解説します。

照度と輝度の大きな違いは、測定する視点が異なる点です。照度は照らされている場所そのものの明るさを測定するものの、輝度は光源を観測者側から見た眩しさの度合いを測定します。
一般的には、照らすもの（照明器具など）の評価には照度が、見るもの（ディスプレイなど）の評価には輝度が使われます。

照度の単位「ルクス」と測定義務の基準を簡単に解説

前の段落では、照度と輝度の違いとして、観測視点が異なる点を解説しました。
ここからは照度の単位である「ルクス」と、照度の測定義務の基準について簡単に理解できるよう解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

照度の単位「ルクス」について

照度の単位にはルクス（lx）が使われており、その定義は「1ルーメンの光束によって、1平方メートルの面が均等に照射されている際の照度」とされています。ルーメンとは光束の単位であり、光線がある面を通る際の光の量、つまりは光源から発される光の明るさを数値化したものです。ルクスは照明機器の明るさを表現するときに使われているため、暮らしの中でも目にする機会が多い単位でしょう。

照度の測定義務の基準について

照度には測定義務があり基準が定められています。内容は厚生労働省が定める事務所衛生基準規則及び労働安全衛生にて定められており、こちらが令和4年12月1日に変更となりました。

「一般的な事務作業」については 300 ルクス以上、「付随的な事務作業」については 150ルクス以上であることが求められます。
出典：厚生労働省 - ご存知ですか？職場における労働衛生基準が変わりました
https://www.mhlw.go.jp/content/11300000/000905329.pdf

これはあくまでも法律で定められた、担保するべき最低限の照度となります。
事業者はこの基準をもとに、6か月に1度照度を測定する必要があります。

なお、上記とは別に、JIS規格による推奨照度も定められているため、併せて確認しておくことをおすすめします。
引用元：日本産業規格の簡易閲覧 - JISZ9110:2011 照明基準総則
https://kikakurui.com/z9/Z9110-2011-01.html

適切な照度を確保できない環境での作業は、作業ミスを生む恐れがあるため、適切な照度のもとで作業をするようにしましょう。

照度の測定義務について具体的にお伝えすると、各事業所は6か月に1度照度の点検を行わなければなりません。照度は照度計を使用して測定を行うものの、どの照度計を選べばよいか分からないという方も多いのではないでしょうか？

ここでは一例として「照度計FT3425」をご紹介します。照度計FT3425は、Bluetooth(R)対応で測定データの管理・共有が簡単にできるだけでなく、影や反射による影響を受けずさまざまな照明機器の測定に対応しています。照度計のレンタルをご検討の際はお気軽にお問い合わせください。

照度とは何か？単位ルクスと測定義務の基準を無料プレゼント

照度とは？単位やルクスと測定義務の基準についてこの記事ではできるだけ分かりやすく簡単に紹介してきました。各事業所では照度の測定が義務付けられており、作業に応じてその基準が異なります。法令遵守の観点だけではなく、適正な値を知ることで作業効率の向上やミス防止などにも役立てることができます。定められた6か月に1度の点検を正確に行うための照度計のオススメ機材も紹介しました。

弊社では照度計を含めた計測器のレンタルを行っていますので、一度レンタルでお試し頂ければと思います。
また、ここまでの情報をまとめたPDF資料が無料でダウンロード可能なため、ぜひご利用ください。

照度の単位はルクス、そして光束の単位はルーメンであること、測定気味の基準についてお伝えしてきました。もうお気づきかもしれませんが、明るさの種類や単位は複数存在します。各明るさの単位や定義は何であるか？知っていくほど混乱してしまうこともあると思います。
そこで、それぞれの単位や定義を一覧にまとめました。迷った時には参考にしてみてください。



それぞれの単位について、より詳しく知りたい場合は下記記事をご覧ください。
輝度についてはコチラ
光度・光束についてはコチラ
明るさについてはコチラ