測量現場で使われている!用語集
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現場で飛び交う専門用語。特に測量で使われる単語・用語をまとめました。
あ行
あ
RTK-GPS | 既知点からの補正観測情報を携帯電話や無線を利用して移動局に送信し、移動局の位置をリアルタイムで測定する方法 |
ISO | 国際標準化機構の略 |
IMU | 慣性計測装置 |
IGS | 国際測地学協会の学術事業として設立された国際GPS事業 |
ITRF座標 | 世界測地系座標 |
青線 | 法務局の登記所の公図に、青線で表示されている地番のない水路のこと |
赤線 | 法務局の登記所の公図に、赤線で表示されている地番のない道路 |
アドレスマッチング | 住所や地名などの情報やそれを含んだ地理情報を、GISで扱えるように、緯度経度などの座標系の数値を与えること |
い
イコノス衛星 | アメリカのスペースイメージング社が2000年9月に打ち上げた衛星 |
1周波 | GPS衛星から発信される搬送波 |
緯度 | 地球上の任意の点を、経度とともに表すもの |
伊能図 | 伊能忠敬が1801年から1821年(伊能忠敬没後3年)にかけて測量して完成した「大日本沿海輿地全図」のこと |
インテリジェント基準点 | ICタグを組み込んだ測量用の基準点 |
う
Web-GIS | 地理情報システムをインターネットを使って操作できるようにしたシステム |
え
永久標識 | 国家基準点のように特に重要で恒久的に保全が必要な基準点 |
衛星画像 | 人工衛星に搭載したセンサーにより、地球表面を写真化したもの |
XY座標 | 平面直角座標系 |
NSDI | 1994年にだされたアメリカ大統領令 |
FKP | ネットワーク型RTK-GPS観測のうちの面補正パラメータ方式 |
お
横断測量 | 河川や道路の断面の地盤高を求め、断面図を作る測量 |
オートレベル | 水準儀の望遠鏡を自動的に水平にする装置のついたもの |
オルソデジ | オルソ画像からその画像に写っている道路家屋等の地物をデジタイズすること |
か行
か
街区基準点測量 | 都市再生街区基本調査の中で、現況測量結果図を作成する作業 |
街区点 | 国土交通省が平成16年度から3カ年計画で行った都市再生街区基準点測量で測量された街区の角の点 |
海図 | 航海用海図を指し、推進、底質、暗礁等航海に必要な情報が表されている地図 |
解析図化機 | アナログ式の図化機に対して、コンピュータにより写真の立体的再現を行って図化する機械 |
画角 | メラレンズの中心が撮影画面の対角線を挟む角 |
仮製地形図 | 明治17年から22年にかけて旧陸軍陸地測量部が京阪神地方について、縮尺2万分の1で94面作成した地形図 |
カラーチャート | 地図作成に用いる色の見本を集めた表 |
ガリレオ衛星 | ヨーロッパ連合(EU)が2008年の実用化を目指して進めている完全に民生用の衛星測位システム |
ガリレオ計画 | ヨーロッパ連合(EU)が進めている完全に民生用の衛星測位システム |
間曲線 | 通常の等高線の中間にその半分の標高の間隔で描かれる補助曲線 |
冠字 | 明治中ごろから三角点の測量を実施する技術者に与えられた漢字1字 |
き
機器検定 | 測量機器が目的とする測量を行うのに必要な精度を有しているか等を調べ、その適否を判定すること |
基準点 | 測量の基準となる点 |
基準点網図 | 地図上に基準点の位置、名称を示したもの |
基準面 | 高さを測定するための基準の面 |
基図 | 主題図や編集図を作成するときに使う基となる地図 |
基線高度比 | 連続して撮影された空中写真の主点間の地表上での距離と対地高度の比 |
基線長 | 連続して撮影された空中写真の主点間の地表上での距離 |
基本空間データ | 工業統計や商業統計などGIS解析のために利用頻度が高いデータ |
基本図 | 国の測量機関が、統一した図式で体系的に作成された地図 |
基本測量 | 測量法で定められており、すべての測量の基礎となる測量 |
基本測量長期計画 | 測量法に基づき、国土交通大臣が基本測量の長期計画を定めるもの |
求点 | 座標値や標高を測量する点 |
旧版地図 | 国土地理院で、過去に刊行され、その後新刊の地図の刊行によって絶版になった地図 |
キルビメーター | 地図上で曲線距離を図る機械 |
く
クイックバード | アメリカデジタルグローブ社が2001年10月に打ち上げた高性能観測衛星 |
空間データ | 緯度経度や住所など地球上の位置に直接または間接的に関連付けられたデータ |
グリッドデータ | 格子状の標高データである数値標高モデル |
け
計曲線 | 等高線の一種で、等高線の標高値を読みやすくするために、通常5本に1本太めで表した等高線 |
系統的誤差 | 同じ条件下で測定を行ったときに生じる誤差で規則性のあるもの |
けば | 地表の斜面を地図上にあらわすとき、傾斜の方向に単線をほぼ等間隔に表示した地図記号 |
こ
広角カメラ | 画角が90度程度のカメラ |
航空カメラ | 主に写真測量用にセスナなどの小型飛行機の床に穴を開けて取り付ける大きなカメラ |
光波測距儀 | 測定点にプリズム反射鏡を置き反射してくる光波の測定により距離を測定する装置 |
さ行
さ
サイドラップ | 空中写真撮影で、並行するコース間の重なり度合い |
撮影基準面 | 航空写真撮影の際、写真縮尺を定めるため、撮影地域の平均的な標高を基に定める面 |
三角点網図 | 地形図上に三角点を表示し、視通線を記入したもの |
し
GIS | Geographic Information Systemのイニシャルの略で地理情報システムのこと |
子午線 | 地球の自転軸と観測地点を含む面が地表と交わってできる円 |
四六判 | 地図特有の用紙の大きさで、A1版よりやや小さく、78.8×109.1cmの大きさ |
す
水準儀 | レベルともいい、標尺と対で2点の高さの比高を精密に測定する機器 |
水準点 | 水準測量により高さの与えられた点 |
スタティック法 | GPSの測定方法の基本で、観測点にGPSを設置し、位置の測定を行う方法 |
せ
セオドライト | 1地点から他の2点間の水平角と高度角を測定する機械 |
世界測地系 | 国際間で共通に用いる地球上の位置の座標系 |
前方交会法 | 位置のわかっている2個以上の点から、求める点に方向線を引いて位置を求める方法 |
そ
測量士 | 基本測量又は公共測量を行う場合、計画を策定し又は実施するのに必要な技術者 |
測量士補 | 基本測量又は公共測量を行う場合、測量士が策定した計画に従い測量に従事するのに必要な技術者 |
測量の日 | 測量や地図の重要性について多くの人に理解されるよう、平成元年に6月3日と制定 |
た行
た
大縮尺図 | 縮尺が1/5000程度より大きい(分母が小さい)地図 |
タイポイント | 空中三角測量において、撮影コース間の接合のため、コースの重複する部分に両方から明瞭に把握できるところを示した点 |
多角点 | 多角測量により設置した基準点 |
ち
地球楕円体 | 地球の形に非常に近い回転楕円体 |
地上型レーザー計測 | レーザー光を使って複雑な対象物を高速でスキャンし、高精度で3次元的な計測をすること |
注記 | 地図に表示される地名、名称、標高等の数値 |
つ
て
TS | トータルステーションと読むのが通常で、トータルステーションの事 |
点刻器 | 航空写真のポジフィルムなどに、立体視しながらタイポイントやパスポイントの位置を点刻する器械 |
電子基準点 | 国土地理院がGPSで常時観測している基準点 |
電子納品 | 調査、設計、工事等での最終成果を決められたフォーマットにより電子データで納品する事 |
と
等高線 | コンターともいい、ある高さの水平面と地表との交線を地図上に示した曲線 |
トータルステーション | 距離を測る光波測距儀と角度を測るセオドライトを組み合わせて同時に測量できる機器 |
独標 | 独立標高点の略で、単に標高点ともいう |
トラバー測量 | 距離と角度を測定して位置を求める方法 |
トランシット | 1地点から他の2点間の水平角と高度角を測定する機械 |
な行
な
縄伸び | 土地の実測面積が、土地登記簿に記載された面積より広いこと |
縄縄縮み | 土地の実測面積が、土地登記簿に記載された面積より狭いこと |
に
2周波 | GPS衛星から発信される搬送波、L1帯およびL2帯を受信できるGPS測量機器 |
日本経緯度原点 | 国の経緯度座標の原点 |
日本水準原点 | 測定された平均海水面(例えば日本の高さの基準となっている東京湾平均海面)の高さと関係つけられた基準点 |
日本測地系 | 世界測地系に対応した言葉 |
ぬ
ね
ネットワーク型RTK-GPS | 3点以上の電子基準点のリアルタイムデータを使って、電子基準点から離れた場所でも精度良く観測できるようにしたRTK-GPS測量 |
の
ノード | 一般的に位相構造における点のことを言う。線分の端点 |
ノンプリズム | 光波測距儀やトータルステーションで測定点に180度反射させるためのプリズムをおかないで測定する事ができるもの |
は行
は
バーチャルアース | グーグルアースと同じように、ヤフーの検索サイト上ではじめられた地球全体の衛星画像から地域の航空写真画像までの画像情報の提供サービス |
箱尺 | 水準測量用の標尺のひとつ |
パスポイント | 空中三角測量において、撮影コース上の隣接する写真の接合のため、重複する部分に両方から明瞭に把握できるところを示した点 |
パンシャープン | 衛星画像で、カラー画像の解像度を上げるため、低解像度のカラー画像と高解像度の白黒画像を合成したものをいう |
バンドル法 | 空中三角測量における調整計算法のひとつ |
ひ
BH比 | 写真撮影位置間の距離である基線長と撮影高度の比 |
BM | ベンチマークと読むのが通常で、地上基準点の事 |
標定図 | 空中写真測量で、空中写真の撮影コースと番号を地図の上にあらわしたもの |
ふ
VRS | ネットワーク型RTK-GPS観測のうちの仮想基準点方式 |
フィルタリング | 航空レーザ測量の場合、レーザ測量により得られたデータのうち、地表面以外のデータを取り除く作業 |
フォルスカラー | リモートセンシングの解析に使われる手法 |
普通角カメラ | 画角が90度程度のカメラ |
プラニメーター | 地図等に描かれた図形の形をなぞって1周する事で面積を簡単に計測する機械 |
へ
平板測量 | 狭い範囲の地図作成に用いる測量機器 |
ベクターデータ | 地図データやGISデータ-について使う場合、ラスターデータに対応した言葉で、位置の他隣接のデータとの関係を、結節点(ノード)、それらを結ぶ線分(アーク)、線分で囲まれる面(ポリゴン)という要素に分解して持ったデータ |
ベンチマーク | 水準点のこと |
ほ
補助曲線 | 主曲線だけでは緩やかな地形や起伏が表せない場所で使う補助的な等高線 |
POS | Position and Orientation Systemの略で、カナダのAPPLANIX社のIMUの製品名 |
ま行
ま
マップディジタイズ | 地図の数値化の一種で、既存の地図を、デジタイザー等で等高線などの線をたどって数値化する方法 |
MANDARA | エクセル等の表計算ソフト上の地域統計データを地図化することのできるフリーソフト |
み
む
無線LAN測位 | GPSなどで位置の測定ができない屋内や地下街などで無線LAN通信を利用して位置を測定する方法 |
め
メスマーク | 空中写真測量を行うときに、図化機で実体観測をしながら対応する地物の位置を定める場合に使う目印 |
メタデータ | 地理情報のデータの要素に関するデータ |
メッシュコード | 地域に設定したメッシュにつける番号 |
メトリックカメラ | 写真計測用のカメラ |
メルカトル図法 | オランダのメルカトルが1569年に発表した円筒図法の1種 |
も
モアレ | 幾何的に規則正しく並んでいる点や線を、わずかにずらして重ねたときにできる斑紋 |
網平均 | 三角点、多角点、水準路線で網状に連なっているものについて、関連する条件を満足するように各観測値を調整する事 |
や行
や
ゆ
UTM座標系 | 地図の投影でなじみのあるメルカトール図法の応用で、地球全域を経度6度ごとに60の地帯に分け、その地帯の中央の経線を中央として地球中心から投影して表した座標 |
よ
余色実体写真 | 実体視ができるよう2色で重ね刷りをした実体写真 |
与点 | 座標値や標高が与えられている点 |
四等三角点 | 地籍調査に必要な基準点として、3等三角点を中心とした国家基準点を基に2km2に1点設置されてきた三角点 |
ら行
ら
LIDER | LIght Detection And Rangingの略で、航空機に搭載し、レーザーを連続的に発射し、その反射点の三次元位置を高密度にしかも安価に測定するシステム |
ラスターデータ | 地図データやGISデータ-について使う場合、ベクターデータに対応した言葉 |
ランドサット | 1972年からアメリカで連続的に打ち上げられている地球観測衛星 |
り
リアルタイムキネマティックGPS | 既知点からの補正観測情報を携帯電話や無線を利用して移動局に送信し、移動局の位置をリアルタイムで測定する方法 |
陸地測量部 | 1888年旧陸軍参謀本部に設置された測量部門 |
リモートセンシング | 直訳すると遠隔探査となり、直接接触しないで対象物の情報を収集・測定し、解析する技術 |
る
れ
レーザー測距儀 | 光波測距儀のうち光源にレーザーを使って特に長距離の測定を目的とした測距儀 |
レーザープロファイラー | レーザー光を使って複雑な対象物を高速でスキャンし、高精度で3次元的な計測をする機器 |
レベル | 水準儀のことで、標尺と対で2点の高さの比高を精密に測定する機器 |
ろ
わ行
わ
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掲載内容
■ 測量現場で使われている用語を50音順でまとめました