質量と重量、重さの違いは？計測方法と共に分かりやすく解説！
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質量と重量、重さ…いずれも似た言葉で同じようなシチュエーションで使用されますが、その違いについて正しく説明できますか？
あまり気にせず使っている方も多いのではないでしょうか？
実は、質量と重量、重さでは厳密にいうと大きく意味が異なります。
ここでは、それぞれの違いについて分かりやすく解説していくと共に、それらを計測する方法についてもご説明していきます。ぜひ最後までお読みください。
質量って何？重量や重さとの違いは？
質量という言葉は何を意味しているのでしょうか？重量や重さといった似た言葉とどのような違いがあるのでしょうか？ここからは本題である質量、重量、重さの違いについて説明していく前に、それぞれの言葉の意味について少し詳しく解説していきましょう。
質量は、「その物体が有している物質のそのものの量」のことです。
これだけでは、意味がよくわかりませんね。
ものを動かそうとしたとき、例えば目の前に大きな岩と同じサイズの風船があったとします。
両方の大きさは同じであったとしても、その動かしにくさには大きな差があることが感覚的にお分かりかと思います。その動かしにくさの程度であり、重力を発生させる原因となるものが質量です。
この質量は、物体固有のもののため場所によって変わることがないというのも特徴の一つです。
先ほどの説明で、質量は重力を発生させる原因となるものとお伝えしました。
ここで説明する内容はあくまでも物理量としての重量、重さについてです。
またこの2つの言葉に違いはなく、同じものを指しています。
質量と異なり、重量、重さは一言で表すと「物体に働く重力の大きさ」のことで、この物体に実際に発生している重力そのものを意味しています。また、場所によって変化するということも特徴の一つです。
質量と重量、重さの違い
質量と重量、重さそれぞれの意味についてなんとなく理解ができたところで、ここからはそれらの違いについて説明をしていきます。
繰り返しになりますが質量は、「その物体が有している物質のそのものの量」でした。
一方で物理量でいうところの重量、重さは「その物体に働く重力の大きさ」を意味しています。
2つの違いが分かりづらいので、もう少し感覚的に捉えられるよう例を挙げていきましょう。
地球上で体重60kgの人が月に降り立ちました。月の重力は、地球の約1/6になるとされています。
その人が月面でジャンプしているところを想像してみてください。地球よりもはるかに高くジャンプできたのではないでしょうか？このイメージは、本や映画などで誰もが一度は見たことがあると思いますが、これはどういった変化によるものなのでしょうか？
これを、先ほどの質量と重量、重さの違いをふまえて考えてみましょう。
月面に降り立ったからといって、その人自体が変化したわけではありません。つまり質量は変わっていません。
では何が変わったのでしょうか？
変化しているのは重量、重さです。物体に働く重力が、地球と比較して1/6になったことにより、このようなことが起こっているのです。
ここまで、例を挙げて説明してきましたが、それぞれの言葉の違いは理解できましたか？
次の項目では、質量や重量、重さの計測方法について説明していきます。
質量や重量、重さの違いについて理解が深まったところで気になってくるのが、それぞれの値が知りたい場合は、どのように計測をすればよいのか？ということです。下記で詳しく説明していきます。
一般的に質量を計測するには、電子天秤などが用いられます。
なお質量を正確に計測するためには、場所に応じてキャリブレーションを行うようにしてください。
また重量、重さを計測するには、日常で使用するヘルスメーターや体重計といったものの他に、吊りばかりやロードセルなどを用いる方法があります。
質量や重さ、重量を計測したいが計測器を保有していない…という場合には、レンタルするという方法もあります。
最短5日間からお好きな期間だけ使用できるため、スポットでの使用にも、長期利用にも対応が可能です。
レンタル可能な計測器の一覧をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
質量と重量、重さの違いと計測方法まとめ
質量と重量、重さやその違い、計測方法についても説明させていただきました。
普段の生活では、明確な区別をせずに使っていることの多い言葉ですが、少し理解が深まったでしょうか？
同じく質量の単位について説明した記事もご用意しておりますので、ぜひこちらも併せてご覧くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
