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距離測定器の測定原理と選び方を解説!

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距離測定器には様々な種類がありますが、その測定原理をご存知ですか?また選び方で迷った経験はありませんか?

土木や建築現場などでの使用からゴルフの飛距離の計測まで、様々な用途に用いられる距離測定器。
その中でもここでは主に土木や建築現場、またそれに準ずる場所で使用される距離測定器に絞って、その測定原理や選び方について解説していきます。
手軽にレンタル可能な商品もご紹介しておりますので、ぜひ最後までお読みください。

距離測定器の測定原理について

ここからは、距離測定器の測定原理について少し詳しく説明していきます。

距離測定器といってもさまざまなタイプがありますが、ここでは距離測定器で最も一般的な測定原理である、レーザーについて解説していきます。

レーザーを測定原理とする距離測定器は、その名の通りレーザー光の反射で距離を測定しています。
レーザーの光が測定器から射出され、対象となる物体にあたって反射してから測定器に戻ってくるまでの時間を計測し、そこから距離を算出するという形です。
図で見ていただくとイメージがわきやすいのではないでしょうか?

実際には、レーザータイプの中でも最もシンプルな「三角測距方式」の他、投射したレーザーと反射光の位相差を検出し、そこから距離測定を行う「位相差距離方式」、同じく光パルスの差から距離を測定する「光パルス方式」などがあります。
特に長距離の測定には、この「光パルス方式」がよく用いられています。

距離測定器にはどんなものがある?

距離測定器の代表として、レーザー距離計の測定原理について説明をしてきました。距離測定器にはこのほかにどういったものがあるでしょうか?
ここからは、一般的なレーザー距離計に加え、距離が計測できる機器をいくつかご紹介させていただきます。

レーザー距離計

はじめにご紹介する距離測定器は、レーザー距離計です。
レーザー距離計は冒頭にもご紹介した通り、距離を測定するために用いられる最も一般的な測定器です。

対象となる物体にレーザーを当てる必要があり、その反射で距離を測定しています。

最近では、角度測定や水平距離の測定などの機能が追加されたものも多くあり、シンプルに距離だけを測定したい場合だけではなく簡易的な測量の用途でも活用が進んでいます。

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画像説明

ハンディで使いやすい距離計です。
ポイントファインダーを内蔵し、厳しい環境であっても±1mm~精度の高い測定が可能。角度や水平距離も測定できます。

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トータルステーション

次にご紹介する距離測定器は、トータルステーションです。
トータルステーションは、距離の測定と角度の測定という二つの機能を併せ持つ測量機です。距離を測定する仕組み自体は、レーザー距離計と似通っています。

測定時は、望遠鏡をのぞいて照準を合わせることで、対象までの距離・角度を測ることができます。主に三脚とセットで使用され、場合によっては、プリズムなどが必要になることもあります。
レーザー距離計と比較すると、初めての方にはやや扱いづらいかもしれません。
その分精度は高く応用も効きやすいため、基準点測量や変位計測といった測量を行う際に用いられています。

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画像説明

土木・測量向けのプログラムを標準搭載した、誰でも使いやすいノンプリトータルステーションです。

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GNSS測定器

最後にご紹介する距離測定器は、GNSS測定器です。
GNSS(いわゆるGPS)は、携帯電話などに搭載されている簡易的なものから、測量に使用できる高精度のものまで様々なタイプがあります。
レーザー距離計やトータルステーションと異なり、衛星からの信号を介して位置情報を取得するため、測定する二点間がお互いに視認できる状態である必要はありません。

ただしGNSSの特性上、上空が開けた状態でないと使用できないことや、測量に用いたり高精度な測定を行ったりするとなると2周波や3周波といった測定器を選ぶ必要があり、少し使用のハードルが上がってしまうことにご注意ください。

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画像説明

土木用途に特化した、軽量小型のGNSS受信機です。
ケーブルレスでRTK(リアルタイムキネマティック)観測が可能です。

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距離測定器の選び方を解説!

ここまで、距離測定器について色々ご紹介してきました。
では、距離測定器の選び方で気をつけるべきポイントは何でしょうか?

とにかく手軽に距離を測定したいなら、レーザー距離計をお使いいただくのがおすすめです。
基本的にはボタン一つで距離を測定できますので、使用方法に不安がある場合やはじめてのご利用でも安心です。
ただし、測定対象までは直線で、視認できる状態にあることが必要です。また、対象がレーザー光をうまく反射できない場合は測定精度が落ちたり、測定距離が短くなったりすることがあります。

距離や角度を正確に計測する必要のある測量の用途には、主にトータルステーションが用いられます。杭打ちや座標測定など、あらかじめ土木や測量のプログラムが内蔵されているものも多く、正確かつ効率的な作業が可能になります。

また、距離を測定する2点間の間に障害物がある場合や、距離が大きく離れている場合などにはGNSS測定器も用いられます。
ただし屋内や上部が開口していない場所では、GNSSをうまく捕捉できず正確な測定ができないため、測定環境には注意が必要です。

距離測定器の測定原理と選び方まとめ

距離測定器の測定原理や選び方などについてご説明してきました。
いずれも距離を測定することができる機器ではありますが、それぞれの特長を理解することで状況に応じたものを選択することができるようになります。

レックスでは今回ご紹介した測定器以外にも、多様な距離測定器をレンタルで取り扱っております。
距離測定器が必要になった際には、スポットでのご利用から長期のご使用まで対応可能なレンタルもぜひご検討ください。