測量機で月を観測
トータルステーションやセオドライトで月を観測すると、地球の自転により、1秒間に15″の角度分動いていることが確認できます。一般的測量機の望遠鏡は、対物有効径45mm、倍率20倍程度、視野角が1°30′ですから、端から端まで360秒=6分掛かることになります
この望遠鏡を用いると、月の直径がおよそ3,475km、地球からの距離が平均384,400kmということから計算していくと、約31′の角度分の大きさとなります。望遠鏡視野角が1°30′でしたから、望遠鏡視野の径の1/3というわけです。
そのため、最初、望遠鏡の真ん中で月を見ていても、4分も経ったら望遠鏡の視野から完全に外れて見えなくなってしまいます。 時間を掛けて観測する時は、微動ネジで少しづつ動かしながら追っていくようにしなければなりません。
但し、望遠鏡で月を観測する場合は、目を傷めるおそれがありますので、注意が必要です。あまり長い時間見続けることはおすすめできません。但し、望遠鏡で月を観測する場合は、目を傷めるおそれがありますので、注意が必要です。あまり長い時間見続けることはおすすめできません。
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